2-1 オンライン診療について

2-1 オンライン診療について

 

コロナ禍においてオンライン診療を始めようと考える先生も多いのではないであろうか。私は、オンライン診療に詳しくないため、まずはオンライン診療について調べてみた。

 

背景について

 

医師が情報通信機器を用いて患者や生活者と医療に関するやりとりを行う手法として以下の3つがある

保険診療によるオンライン診療

自由診療によるオンライン診療

非医療行為である「遠隔健康医療相談」

→遠隔健康医療相談は非医療行為であり、診断を伴うことはできない。

 

医師が考えるオンライン診療は「保険診療によるオンライン診療」がメインとなるだろう。

オンライン診療について勉強してみる。

 

オンライン診療とは

 「遠隔医療のうち,医師患者間において,情報通信機器を通して,患者の診察及び診断を行い診断結果の伝達や処方等の診療行為を,リアルタイムにより行う行為」とされる。電話やテレビ電話を活用して,患者の診察や診断,診断結果の伝達をリアルタイムで行うことである.通常の診療と同様に,医薬品の処方を行うことも可能であるし,これらの行為を診療録(カルテ)に記載することも必須である。

 

 新型コロナ禍においては,保険診療において,初診でも再診でも,どのような疾患においてもオンライン診療を行うことができるというのが現状である。ただし,初診での麻薬と向精神薬の処方は禁止され,過去の診療録などで情報が把握できない場合の処方日数は 7 日までと制限される。

 

今後、発表されるオンライン診療に関する情報の予定

2021 年 6 月 オンライン診療の恒久化に向けた取りまとめ

2021年秋頃に「オンライン診療の適切な実施に関する指針」の改定が予定

上記の内容については引き続き調べていく必要がある。

 

参考文献

Medicina Vol.58 No.6 2021-5

 

 

・日本におけるオンライン診療の変遷と向かうべき未来 加藤 浩晃 58巻6号 , 2021年5月 , pp.761-767

・内科領域におけるオンライン診療の実際 山下 巌 58巻6号 , 2021年5月 , pp.768-773